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スタッフブログ

2026.09.07

フットケアブログ

【足育コラム】運動会前の今が肝心!子どもの足を速く・疲れにくくする靴の履き方 ~京都 フットケア

「運動会、今年は少しでも速く走ってほしい」

「練習を頑張っているけれど、うちの子は足をうまく使えているのかな?」

「靴は大きめを買っておけば、成長しても長く履けるよね?」

秋の運動会が近づくこの時期、保護者の方からこんな声を聞くことがあります。

運動会といえば、走る練習やフォーム、体力づくりに目が向きがちです。

もちろん、それらも大切です。

でも、フットケアの専門家として私がぜひ見てほしいと思うのが、
「毎日履いている靴の履き方」です。

実は、靴を履くという何気ない動作の中にも、
子どもの足指が動きやすい環境をつくるためのポイントがあります。

今回は、運動会前だからこそ一度確認してほしい
「子どもの足と靴」について、
フットケアの視点からお話しします。




「靴を履いている」だけでは十分ではありません

子どもに靴を履かせるとき、

「足が入っているから大丈夫」

「サイズが合っているから問題ない」

と考えてしまうことはありませんか?

しかし、同じサイズの靴でも、
履き方によって靴の中での足の状態は変わります。

例えば、

・かかとが靴の後ろに収まっていない

・靴の中で足が前後に動いている

・歩くたびに靴が脱げそうになる

・つま先が窮屈で足指を動かしにくい

・靴ひもや面ファスナーをほとんど調整せずに履いている

このような状態では、靴が足にしっかりフィットしているとは言いにくいでしょう。


特に成長期の子どもは、足のサイズや形が変化していきます。

だからこそ「何cmの靴を買うか」だけではなく、
「その靴の中で足がどうなっているか」を見ることが大切です。


では、正しい靴の履き方とは?

ここで、毎日の靴の履き方をチェックしてみましょう。


STEP1 靴を履く前に、靴の中を確認

まず、靴の中に異物がないか、インソールがずれていないかを確認します。

小さな子どもは、靴の中の違和感をうまく言葉にできないこともあります。

「痛くない?」だけではなく、

「指は動かせる?」

「きつくない?」

など、具体的に聞いてみるのもよいでしょう。


STEP2 足を靴の奥まで入れる

靴を履いたら、かかとを靴の後方に合わせます。

このとき重要なのが、つま先だけを基準にして靴を合わせないこと。

かかとの位置が決まっていない状態で靴を調整すると、
靴の中で足が動きやすくなる場合があります。

「かかとをトントン」と靴の後ろに合わせる。

この習慣を親子で身につけてみてください。


STEP3 足指が動かせる余裕を確認

かかとを合わせたら、つま先部分を確認します。

大切なのは、単純に「前に余裕があるか」だけではありません。

5本の足指が、それぞれ窮屈にならず自然に動かせるか。

ここを確認してみましょう。


子どもの足は小さいからといって、足指の役割まで小さいわけではありません。

歩く、走る、止まる、方向を変える。

こうした動作の中で、足指を含めた足部全体が働いています。


STEP4 靴を足に合わせて固定する

最後に、靴ひもや面ファスナーを調整します。

「子どもだから靴ひもは適当でいい」

ではありません。

むしろ、足が靴の中で動きすぎないように、
足の甲からかかとまで、靴を足に合わせる意識が重要です。

ただし、締めれば締めるほど良いということでもありません。

足の甲が苦しくないか、血流を妨げるような圧迫感がないかなど、
子どもの反応を確認しながら調整しましょう。




「大きめの靴を買えば安心」は本当?

子どもの成長を考えると、

「すぐ大きくなるから、少し大きめを買おう」

と思うのは自然なことです。

しかし、大きすぎる靴では、靴の中で足が動きやすくなる場合があります。

歩いたり走ったりするたびに足が靴の中で滑れば、足と靴との動きが安定しにくくなります。

一方で、小さすぎる靴も問題です。

つま先が圧迫されれば、足指を自然に動かしにくくなる可能性があります。

つまり重要なのは、

「大きめ」でも「小さめ」でもなく、今の足に合っていること。

そして、子どもの成長に合わせて定期的に見直すことです。


足指を使えば、本当に速く走れるの?

ここは保護者の方に、ぜひ知っておいていただきたいポイントです。

「足指をしっかり使えば、必ず速く走れる」

という単純な話ではありません。

走る速さには、

・筋力
・身体の使い方
・走行フォーム
・練習量
・体格
・バランス能力
・靴や路面などの環境

など、さまざまな要素が関係します。

そのため、フットケアの立場から「足指を使えば速くなる」と断定することはできません。


では、なぜ足指を見るのでしょうか?

それは、子どもが本来持っている足の機能を発揮しやすい環境になっているかを確認するためです。

足指が圧迫されていないか。

靴の中で足が滑っていないか。

足裏の一部分だけに強い負担がかかっていないか。

左右で使い方に違いがないか。

こうした足元の状態を観察することが「足育」の第一歩になります。



実は「足の裏」にもヒントがあります

当店でお子さまの足を見るとき、
足指や爪の形だけを見て終わるわけではありません。

足裏の状態も大切な観察ポイントです。

例えば、足裏の一部分だけ角質が厚くなっていないでしょうか?

左右で角質の付き方が違っていないでしょうか?

特定の足指の下だけ、硬くなっていないでしょうか?

こうした変化がある場合、日常的な荷重や摩擦、靴との接触などを考えるきっかけになります。

もちろん、角質の状態だけから歩き方や身体の状態を断定することはできません。

しかし、「なぜここだけ硬くなっているんだろう?」と足元を観察することは、日常の足育につながります。


運動会前に親子でできる「足チェック」

運動会が近づいたら、ぜひお子さまと一緒に確認してみてください。


□ かかとが靴の後ろに収まっていますか?

靴を履くとき、かかとを合わせずにそのまま履いていないでしょうか。


□ 靴の中で足が滑っていませんか?

歩いたときに、かかとが大きく浮いたり、足が前に滑ったりしていないか確認しましょう。


□ 5本の足指が窮屈になっていませんか?

つま先が細すぎたり、足指が押し合ったりしていないでしょうか。


□ 靴を履いたまま足指を動かせますか?

無理に動かす必要はありませんが、足指が圧迫されていないか確認する目安になります。


□ 最近、靴が急に小さくなっていませんか?

子どもの足は成長します。

「前は履けたから大丈夫」と思わず、定期的にサイズやフィット感を見直しましょう。


フットケア専門店では、何を見るの?

「靴の履き方くらいなら、自分で確認できるのでは?」

そう思われるかもしれません。

もちろん、家庭でのチェックはとても大切です。

そのうえで、専門店ではさらに足元を細かく観察します。

当店では、お子さまの足を確認する際、

・足指の形や動き
・爪の状態
・足裏の角質
・タコや魚の目の有無
・左右差
・足裏への荷重の特徴
・アーチの状態
・普段履いている靴
・靴の履き方
・日常生活での足の使い方

などを確認しながら、お話を伺います。

大切なのは、足の一部分だけを見ることではありません。

「今、この足に何が起きているのか」ではなく、
「毎日の生活の中で、どのように足を使っているのか」まで考えること。

それがフットケアの専門的な視点だと考えています。



運動会のためだけに、足育をするわけではありません

運動会が終わったら足育も終了。

それでは少しもったいないですよね。

子どもの足は、これから成長していきます。

だからこそ、

「今日はどんな靴を履いている?」

「足指は窮屈になっていない?」

「靴のかかとは合っている?」

という小さな確認を、日常の習慣にしていただきたいと思っています。

速く走ることだけが、足育の目的ではありません。

毎日使う足を観察し、足に合った靴を選び、足指を含めた足部が自然に動きやすい環境を整える。

その積み重ねが、将来の足を考えるうえでも大切です。


「うちの子の靴、本当に合っているのかな?」

そう感じたら、一度足元をじっくり見てみてください。

毎日見ているお子さまの足でも、改めて観察すると、

「この爪、少し変わってきたかも」

「左右で足裏の硬さが違う」

「いつも同じところにタコができる」

「靴を履くとき、かかとを合わせていない」

など、意外な発見があるかもしれません。

そして、こうした小さな変化に気づくことこそ、足育のスタートです。

運動会の直前になって慌てて靴を買い替えるのではなく、
今のうちから、お子さまの足と靴の関係を一度チェックしてみませんか?


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